卒業生の進路・メッセージ

卒業生の進路

以下博士前期(修士)、後期(博士)過程卒業後の進路です。

博士前期課程卒:海上自衛隊横須賀教育隊、株式会社システムサポート、株式会社ブラインパッド、東邦ガス情報システム株式会社、かほく市立高松中学校、株式会社日立ソリューションズ、株式会社不二越、福井鋲螺株式会社、昭和興産株式会社、福井県立金津高等学校、福井県立足羽高校

博士後期課程卒:株式会社東芝、Universität Heidelberg、国立研究開発法人理化学研究所計算科学研究機構、株式会社日本テクシード、神戸大学経済経営研究所、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構、株式会社とめ研究所、University of Durham、法政大学中学高等学校、株式会社東芝社会インフラ事業社会システム社、四街道市役所、Dipartimento di Fisica, Universita di Parma、澁谷工業、金沢大学学生課、金沢大学数物科学類特任助教

卒業生からのメッセージ

柏瀬 翔一 (2016年博士後期課程修了)

卒業後の進路:(株)東芝

私が物理学を学びたいと考えたのは、世の中の解明されていない物理現象を自らの手で解き明かすことに魅力を感じたことがきっかけです。そこで、研究テーマを自由に選ぶことができる理論物理学研究室を選択しました。私は博士課程修了まで宇宙の起源と素粒子の関係について研究していましたが、この研究室には学生一人ひとりを研究者として尊重してくれる環境があります。自分が研究したいテーマを選び、自ら課題を見つけ、自らのアイディアで課題解決に向けて没頭することができます。しかし、ひとりで課題を発見し、解決することは非常に困難です。そのため多くの研究者との交流を通じて自らの知識や知見を広げることが大切です。理論物理学研究室では国内だけでなく、海外の研究者との交流も盛んなため、多種多様な考え方に触れることができます。現在、私は企業に勤務していますが、就職して感じたことは、企業が求めているのは目先の技術ではなく、10年、20年以上先の将来的な技術だということです。物理学や数学の広範な知識はもちろん、自らのアイディアを発信し、人に働きかけることができる人材が企業に求められています。これは理論物理学の分野に共通することだと思います。そのため、私自身、理論物理学研究室で学んだことは大変貴重なものだったと実感しています。みなさんも理論物理学研究室で新しいことにチャレンジしてみませんか。自らの手で新しい道を切り開き、楽しみながら物理の醍醐味を感じてほしいと思います。

藤間 崇 (2012博士後期課程修了)

卒業後の進路:ダラム大学博士研究員 (現ミュンヘン工科大学博士研究員)

理論物理は化学、生物学などの他分野にも応用される自然科学全体の基礎をなす学問です。実際、私自身以前は化学を専攻していましたが、物理の普遍性と論理性に惹かれて大学院から理論物理を学び始め、現在も研究を続けています。理論物理、特に素粒子論の研究には多くの予備知識を必要とするため、学部4年間だけでは最先端物理に到達できないことが多いと思います。大学院で理論物理を勉強、研究することで培われる論理的思考、定量的解析方法、問題解決能力は物理のみならず一般社会の様々な問題に対しても役に立つはずです。

前田 学 (2002年博士前期課程修了)

卒業後の進路:石川県立高校教諭 (現石川県立高校教諭)

物理学の量子力学と相対性理論が誕生してからおよそ100年。現代の便利なスマホの半導体技術には量子力学が、GPSの時間補正には相対性理論が欠かせない。さすがのアインシュタインも100年後に世界中で使われるスマホとして応用されるとは考えていなかっただろう。100人いたら99人は、今の世の中に役に立つことを考えればいい。でも1人くらいはどのように役立つかはわからないけれども、未知なることに果敢に挑戦して欲しい。ひょっとしたら100年後の未来の社会基盤に関わる重要な基礎科学になっているかもしれない。